あなたが苦手なのは本当に算数?

こんにちは!Wevery教務課の三浦奈津実です!4月も半分が終わりましたね!
みなさんは新しい環境に慣れたでしょうか?

今回は前回さんすう教室についてお話したことに関連して、
算数が苦手なお子さんのパターンについてお話しようと思います。

 

算数が苦手・嫌いというお子さんはとても多く、私自身たくさんの
お子さんから相談されたことがあります。
そんなお子さんたちに教えている中で、「算数が苦手」にはいくつか
パターンがあることが分かりましたので、それについてお話しします。

まず、1つ目は数字に対して苦手意識があるパターン。
これは、四則混合になったり分数・小数が混ざったり計算が複雑になると
苦手意識を持ってしまうパターンです。
この場合、文章題や図形の問題などで式を作ることは出来ますが、計算ミスで
点数を落としてしまい、テストで点が取れず「算数が苦手」になってしまいます。
このタイプの場合は、とにかく簡単なところから問題演習をしていき、
自信をつけ
苦手意識を無くしていくことが必要になります。
とくに四則混合算や分数・小数を含む計算については、ルールの確認からしていく
必要があるでしょう。

 

2つ目は、せっかちさんであるだけのパターン。
これは、実際は実は算数が苦手であるわけではなく、問題を読み飛ばして
式を間違えたり、筆算などで数字を見間違えて計算したりなどが原因で
テストで点数を落とし「算数が苦手」だと思い込んでしまったタイプです。
このタイプのお子さんは、他の科目でも同じようなミスをすることが多いです。
対策としては、速く解くことよりもじっくり考えてミスをすることなく1回で
正解することを意識させることが必要です。
どうしても計算問題になると「速く計算できる人がすごい!」と思われがちですが、
計算は正確にしなければ意味がありません。
どれだけ速くできても合っていなければ点にならないのです。
また、文章題については、問題文を音読させて式を作る上で大切な箇所に印をつける
ように促すことも有効な方法だと思います。

 

3つ目は、実は算数ではなくて国語が苦手なタイプです。
これは、当てはまるお子さんが非常に多いタイプです。
実際お子さん親御さん双方から「文章題ができない」という声をよく聞きます。
文章題が苦手ということは、実は算数に問題があるのではなく国語が苦手
ということに原因がある可能性が高いです!
文章題というのは、問題文を読み、状況を把握してそれに合わせて式を作る
必要があります。
多くのお子さんが引っかかるのは、「状況を把握してそれに合わせて式を作る」
という部分です。
「その単元がかけ算だからかけ算にした」
「たし算にしてたけど先生が違うって言ったから変えた」
というお子さんがかなり多いのが現実です。
では、このタイプの場合どのように算数を克服する必要があるのでしょう?

 

すぐにできることとして挙げられるのは、文章題に書かれている状況を
図に表す習慣をつけるということです。
文章題が苦手な子というのは、どうしても言葉だけで状況を把握するのは
難しいことが多いので可視化できるよう図に表すようにすると良いです。
ただ、それも難しい場合には、国語力を身につける必要があります。
算数なのに国語?と思われる方もいるかもしれませんが、国語という科目は
すべての科目に通じており、すべての科目の基礎になる科目です。
算数の文章題を解けるようにするためには訓練だけではなく、国語力を
身につけることも大切です。

ここまで算数の苦手パターンについて書いてきました。
「算数が苦手」の中にもさまざまなパターンがあり、さまざまな対策
がありますし、実は原因は算数以外の箇所にあるなんてこともあります。

Weveryではお子さんのタイプに合わせて指導をしていきます。
興味や相談したいことがございましたら、お問い合わせください!