こんにちは!Wevery教務課の三浦奈津実です。
すっかり暖かくなり、天気が良いと夏のように暑くなってきましたね。
さて、今回は学力を伸ばすために、必要な考え方についてお話しようと思います。
学力を伸ばしたいというのは誰しもが思っていることなのではないでしょうか?
でも、学力を伸ばすために何をすれば良いのか分からない人がとても多い
と思います。それは当然の話で、方法がわかれば苦労はしません。
しかし、今回はその方法をお話するわけではありません。
今回お話するのは、学力を伸ばすために必要な考え方です。
勉強が苦手なお子さんの中で多い意見として、
「分からないことが分からない」というのがあります。
何が分からなくて出来ないのかが分からないから、
どのように対策をして良いのかも分からないのです。
この意見へのアドバイスとして言えるのが、
「分からない問題を誰か他の人に聞いてみよう」
ということです。
他の人に分からない問題を聞いてみることによって、
どこまで分かっているのかが、自分で分かるようになります。
(質問の仕方にもポイントがありますが、それはまた今度の機会に)
また、他の人に質問をすることで、他の人が躓く原因を
発見してくれることもあります。
聞く相手が先生のような存在であれば、どこに原因があって
躓いているのか見つけ出してくれる可能性も高くなります。
これはすごく当たり前のように聞こえるかもしれません。
しかし、とても難しいことでもあると私は思います。
なぜ難しいのかというと、「分からない問題がすごく簡単だったら…」
「分からないって思われたくない」「人に何かを聞くのが恥ずかしい」
という考えを持っている子が多いからです。
小学生高学年から上の年代になってくると、思春期などの年齢の問題で
特にこの恥ずかしさが強くなってきます。
そこで、私がよく生徒達に言っているのが、
「今わからないことは恥ずかしいではないよ。」
「これから分かるようになれば何の問題もないよ。」
ということです。
この言葉、ただ甘やかしているようにも聞こえますが、事実です。
今わからないことを責めても何の意味もありません。
今までの行動に問題があって出来ないのだとしたら、
それは、反省をする必要はあると思いますが、責めるのは違います。
このように声をかけてあげることによって「この人には何でも質問できる」
と思ってもらえるようになり、質問の回数も増えていきます。
質問回数が増えることによって、単純に理解を深めることもできますし、
こちらも苦手の傾向を掴めることによってアドバイスをしやすくなります。
このように分からないことを肯定的にこちらが捉えてあげることによって
お子さんの側も分からないことを恥ずかしいと思いにくくなります。
分からないことを恥ずかしいと思わなくなることが、学力をあげるための
近道になるということです。
もちろん恥ずかしいと思わなくなった結果として、分からない状態を
維持してしまうことは良いことではありません。
ただ、分からないことを頭ごなしに否定してしまうことは、
質問することへの恐怖感のようなものに繋がる可能性があり、
克服するための機会を失ってしまう危険性があるということです。
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