空間図形を見せながら…

こんばんは!教務課の江草優美です。

今日は小学生のオンライン塾(複数人での指導)がありました。

基本的に毎週金曜日に行っており、算数を指導しております。

算数や数学で立体の問題がありますよね。円錐や円柱、四角錐や三角柱などが出てきて、平行な辺や垂直な面など答えていく問題があったり、体積や表面積を求めていったりします。

しかし、問題はだいたい平面に立体図形が書かれていて、なかなか空間図形を思い描きづらい生徒が多いです。単純な形の体積や表面積を求めるだけならば、辺の長さや高さが出ていれば計算で出せますが、平行や垂直、ねじれの位置などの辺や面の位置関係を考える問題は、生徒側もなかなか理解しづらかったり、説明する側も紙など平面に書いて説明しなければならず説明しづらかったりします。

そこで、Windows10についている3Dペイントを使ってみました。簡単な立体ならばすぐに書けますし、練習すればちょっと複雑な立体も書ける…はず(まだ全然使っていないので、色々試して多少の図形は書けるようになりたいです。)

3Dペイントで立体を書いておき、それを画面を共有させて生徒の画面にも表示して、その上で立体に線など引いて示しながら説明をしていきました。

今日は小学生の基礎問題の解説だったので、使ったのは直方体、円柱、円錐、四角錐の単純な図形でした。

3Dペイントを使うと、図形を上下左右に動かすことができるので、斜めから見た図だけでなく、側面や底面などすぐ確認でき、空間図形がイメージしやすくなります。

また、直方体の辺や面の位置関係の問題では、直方体の図を使って、実際に辺や面に色を塗りながら説明していきました。平面の図にいろいろ書き込むよりは、位置関係がわかりやすくなったのでは、と思います。

そもそもまだあまり3Dペイントを使ったことがない生徒がほとんどだと思いますので、その画面を見せるだけでも結構食いついてきます。特に小学生は面白がってくれるので、指導を楽しく受けてくれます。

慣れていないのでなかなか操作は苦労しましたが、楽しく指導できましたし、なにより解説はしやすかったです。

映像学習ならば、立体図形は3Dの図形を使って説明できますが、生徒と講師がやりとりしながら実際の授業で立体図形を使って説明をしていく、というのはなかなか学校や普通の塾ではしづらいと思います。

このような指導ができるのも、オンライン指導の特徴だと思います。

 

図形だけでなく、この前は地図を表示させて、地理の解説も行いました。グーグルマップを表示させて実際の都市の位置などを説明し、さらにその都市に何があるかもすぐにわかります。拡大縮小も思いのままです。画面を航空写真に切り替えれば、よりリアルにその土地の状態がわかります。

 

板書するだけでなく、実物を見せながら指導ができると、生徒も興味を持ってくれて理解も深まりますし、教える側もとても教えやすいです。

いろいろと工夫した指導ができるのもオンライン指導ならでは、です!!