語彙力は大事…でもどうやったら力が付く?

こんばんは。Wevery教務課の江草優美です。今回は語彙力についてのお話です。

今までも何度か「語彙力の大切さ」を書いたと思いますが、「じゃあどうすれば語彙力が付くの?」ということが疑問になるかと思います。
今回は語彙力をつけていくために、具体的にどうすればよいのかを書いていこうと思います。

 

まず語彙力をつけるとなると、すぐ思い浮かぶのが「読書」だと思います。
確かに読書をすることはよいのですが、「どんな本を読むのか」によって、付いてくる語彙力や読解力が変わっていきます。

 

 

読書を普段からしていない子は、まずは興味を持てるような本、読みやすい本など、本を読むことを習慣づけられるようにハードルを低くすることが大切です。文字が大きくても、内容は簡単でもよいです(ただし漫画はこの場合除きます)
好きな本、読んでみたい本、読めそうな本から読んでいきましょう!!最初はそれで大丈夫です。
高校生ならば、少し難しめの本に挑戦して欲しいです。自分の読解力のレベルを上げていきたいなら、少し難しいかな?と思うくらいがよいと思います。

本を読むことに慣れてきたら、今まで読んでいたジャンルとは違うジャンルの本に挑戦してみましょう!
小説でも、最近書かれた物語を読んでいたら、ちょっと昔に書かれた、有名な人の著作を読んでみたり、小説でも違う雰囲気の小説を読んでみたり、説明文が多い新書に挑戦してみたり…。
特に中高生は新書を読んでみましょう。一口に新書といってもいろんな内容のものがあるので、興味が持てるものを選んでみるとよいです。本屋の棚に目立つように置いてあるのは最近の政治や経済についてのものが多いので、ぜひ読んでみてほしいですが、棚をよく見てみて興味が持てそうなものを手に取ってもよいです。
(私は食べ物や生き物など、ちょっとマイナーな内容のものをよく読みます)

最初は「本を読むことを癖づける」ことから初めて、少しずつ読む本のジャンルやレベルを上げていけば大丈夫です。
初めから難しい本を読んでも、内容が全く理解できなかったり読む気がなくなってしまったりしてはよくありません。
長めの文章に慣れていく練習を少しずつしていきましょう。

 

そして、ここからは本を読むときの注意点です。
読んでいる時に、「意味が分からない言葉はメモをして、すぐに辞書で調べる」ことを徹底しましょう!!
ここでメモする言葉は、初めて聞いた言葉や意味のわからない言葉はもちろん、「聞いたことがあって何となくは意味がわかるけれど、はっきりは説明できない」言葉はなるべく含めたほうがよいです。
意味が曖昧な言葉はしっかりメモをして、正しい意味を調べることを繰り返していけば、自ずと語彙力がついていきます。初めは分からない言葉だらけで時間もかかり疲れるかもしれません。でも、少しずつ分かる言葉が増えていけば、だんだん調べる言葉の数は減っていくはずです。これを辛抱強くやっていけるかが鍵となります。

調べるときの辞書は、小中学生ならばなるべく紙の辞書で、高校生ならば時間がない場合もあるので電子辞書でもよいです。
ただし、しっかり例文も見て使い方の確認をしましょう。
複数意味があるときは、その文章中ではどの意味で使われているのかも確認を。専門用語であればインターネットで調べてみるのもアリです。

 

 

また、ことわざや故事成語は、「ことわざ辞典」や「慣用句辞典」などを読んでみることをお勧めします。分かりやすい参考書が出ていると思います。ことわざや故事成語、慣用句などは触れないとなかなか覚えられません。何か1冊で良いので読んで覚えていきましょう。
小中学生ならば漫画形式のものでも良いと思います。書店やインターネットで調べてみて、何か1冊用意してその1冊に出ていることわざや故事成語、四字熟語など完璧に覚えるだけでもだいぶ違うと思います。ほとんどの言葉が頭に入るまで何度も読んでみましょう。

高校生に関しては、評論でよく使われる用語集も出ているので、1冊用意して何度も読み込みましょう。
高校生についてはおすすめの参考書があります。Z会の『現代文キーワード読解』です。評論だけでなく小説でもよくつかわれる重要語が載っています。さらに、その用語が使用されている文章も一部掲載されているので、使われ方もわかります。また、評論でよくテーマになる内容についての話もあるので、この参考書を読み込んでマスターするだけでも現代文の点数が上がるはずです。
(私が実際に愛用していました。当時は小説の用語はなく、改訂されて追加されました。)

 

あとは、国語の問題集も1冊用意して取り組むことです。
問題集を選ぶときには、「解説が充実しているもの」を選びましょう。国語もあまり解説が整っているものが少ないですが、解説が長めのものを選ぶようにしてください。
解説は間違えた問題だけでなく正解していた問題も読んで、自分がその解答をした理由と解説が一致しているかどうかの確認もしましょう。
どの科目でもそうですが、大切なのは「なぜその答えになるのか」です。国語もそれを意識しましょう!

そして、問題集を解いている時にも、文章中で出てきたわからなかった言葉はしっかり調べましょう!
文章中だけでなく、選択肢などの問題で出されている部分でもわからない言葉が出てきているなら、しっかりと調べておくことです。
言葉の意味がわかっていなければ問題が解けないからです。
(ただし、文章中に出てきた言葉で、注釈がついているものは覚えていなくても大丈夫なものなので、特に調べる必要はありません。)

 

 

語彙力も自然に身に付くものではなく、ある程度の努力と時間をかける必要があります。
特にテレビやインターネットなどで短い文ばかりを目にすることが多い時代です。
意識して少し長めの文章に触れていく、レベルの高い文章に触れていくようにしないと、語彙力は身に付きづらいです。
また、ただ本を読んでいてもしっかりと言葉の意味を確認しなければ意味がありません。
小学生、中学生、高校生、大学生や社会人の方も、語彙力を付ける時間をしっかり取りましょう!!