質問力をきたえること

お久しぶりです。Wevery教務課の江草優美です。

中高生はほとんどの学校で定期試験が終わり、試験が返却されて一喜一憂している人が多いと思います。Weveryでも、試験の結果を確認して、何ができて、何ができなかったのか、今後どうしていくべきかなどを、面談や指導の中でお話をしております。

中学受験生は最後の詰め、高校受験生はいよいよ本格的な受験勉強に、大学受験生は一般入試を受ける人はこれからが本番、といったところでしょうか。

受験に関係がない人も、冬休みが終われば今年度もあと少しとなり、1年間の振り返りをしっかりしておかないといけない時期だと思います。

昨日の土曜日の自習室では、中学3年生だけでなく、中学受験を控えた小学生も来てくれました。また、平日の見守るでも、受けている生徒は皆集中して受けております。指導も頑張っています。

今回は、「質問」について。

わからないところを先生に質問する、これは大切なことです。もちろん、まず自分の頭で考えてみることが大事ですが、ずっとわからないまま考え続けてしまうと、時間が無駄に過ぎていってしまいます。そこで調べられることなら調べるのも大切ですが、問題の解き方がわからない場合は質問するのが手っ取り早いですね。

質問をすることそのものは良いことですが、その内容や頻度も大事です。

質問をたくさんする、というのは良いことのように聞こえますが、質問ばかりで自分で考えないのはよくありません。さらに、そういう子だと、「何がわからないのかがわからず、とにかく質問する」という傾向があるように思います。問題を見て、ちょっとでも「難しい」「できない」と思うと、「わかりません!」と質問する。これは自分で考えることを放棄してしまっており、よくありません。

逆に、まったく質問せずに全部自分の力だけで解決しようとする子もよくないです。本当に分かって解いていればよいのですが、例えば答え合わせをして間違えたところがあったとすると、解答だけ見ておしまいにしてしまっていたり、とりあえず解説を読んで終わり、写して終わりにしてしまっていたりして、「わかった気になって質問しない」場合もあります。

Weveryでは、「質問力をつける」ことを重視しています。

生徒に基本自習してもらう「見守る」や「土曜教室」の時には、「質問をするときは、自分がどこまでがわかっていて、どこからわからないのかをはっきりさせて質問しましょう」とお願いをしており、担当する講師もそれを意識して指導しています。

質問をすることは、わからないことがあるのでわかるようにするために行いますが、逆に言えばどこまでがわかっているのかも意識していなければ、わからない部分の質問ができません。つまり、質のいい「質問をする」には、「自分の理解度をしっかり把握する」作業が伴います。自分の理解度がわかれば、何をすべきかも自然と分かってくるはずで、講師にも何をして欲しいのか、何を教えて欲しいのか伝えることができます。

また、逆に講師や教務課からすれば、生徒の理解度の把握がしやすくなると同時に、指導の質も上げていくことができます。生徒の理解度を図る時間は多かれ少なかれ指導の中で設けなければなりませんが、生徒の方からしっかり伝達してもらえれば、すぐにそれに対応した指導ができます。こちらから問題を解いてもらって、生徒の分からない部分を把握することももちろんですが、その「理解度の把握」を生徒自らできるようになってもらうのも、1つの目標です。

生徒自身で理解度の把握ができるようになることは、生徒自身で家庭学習ができるようになることだと思います。

よく「勉強のやり方がわからない」という質問をされることがありますが、勉強にもいろいろあります。まず科目が主要なものでは5科目ありますし、さらに科目の中でもいろんな分野や範囲があります。そもそも、自分の問題点が科目に関係ないものかもしれません。「問題をよく読めていない」はよくある生徒の改善点の1つですが、それならば科目別で内容面の勉強をしていてもあまり意味がありません。また、自分ができている部分を勉強しても、時間の無駄になってしまいます。

「○○はできているけれど、△△はできない。どんな勉強をしたらいいの?」という質問であれば、こちらもそれに合わせたアドバイスができますし、効果も出やすいです。逆に、ただ「何を勉強したらいい?」だけ聞かれても、こちらも全くアドバイスできないです。「何をできるようにしたいのか」を最低限教えてくれなければ、適切な助言ができません。

自分の理解度を把握する機会は、テストが一番わかりやすいですが、普段の勉強の時でも、誰かに質問したいときに「何を質問したらいいのか?何が自分がわかっていないのか?」を意識するようにすれば、勉強の成果も出てきやすくなります。

授業の時間にしっかり集中して勉強することも大切ですが、自分での自主勉強ができるようになることが最も大事だと思います。特に受験となると、学校以外の時間の使い方が大切になってきます。自主勉強の質を上げるためにも、「質問力を鍛える」ことはとても大切だと思っています。